昨日、久々に展覧会に行って来ました。
前から気になっていた「真珠の首飾りの少女」が
見たくて・・・、九州国立博物館まで行って来ました。
フェルメールの現存する作品は30数点と少なく、
その作品は世界中の16美術館に所蔵されています。
今年は日本で、フェルメールの作品を数点見る事が出来ます。
現在、神戸で開催されている「マウリッツハイス美術館展」
には、最も有名な作品「真珠の耳飾りの少女」も来ています。
私もフェルメールの作品は美術展や海外の美術館で、
10数点見ていますが、でも全てのフェルメールの作品を
見る事は出来ないだろうと思います。
彼の作品はほとんど室内画であり、作品の多くは
同じ部屋の、同じ窓から入ってくる光がテーマに
なっています。その窓の傍で、手紙を書き、手紙を読み、
楽器を奏で、ワインを飲み、日常の何気ないひと時が
描かれています。けれどもその絵は見る人の想像を
掻き立てて、見る人の心に静かに語りかけます。
「真珠の首飾りの少女」がまとっている豪華な毛皮の
衣装も、彼の6作品に登場します。少女は首飾りを
手にして、窓際の鏡に映った自分の姿に見入っています。
彼女の背景になっている白い壁には、最初は地図が
描かれていたそうです。地図を塗りつぶして、
白い壁にしたのは、この少女の姿を際立たせる為
だったのかもしれません。
今回のベルリン国立美術館展には他にもルネサンス期から
ロココまでの、油彩、彫刻、デッサンと、見ごたえのある
作品が来ていました。レンブラントの「ミネルヴァ」
ボッティチェルリやミケランジェロの素描もあり、
有名な画家の作品もたくさんありました。
フェルメールはなかなか見れない画家なので、是非
この機会に見ておくといいかと思います。
そういえば、フェルメールの青はとても印象的な色
なのですが、ラピスラズリを削って粉にしたものを
使っているそうです。
美しい青。
九州国立博物館は、私の家からもかなり遠いのですが、
昨日は夫のお休みを利用して大宰府まで行きました。
帰りに太宰府天満宮に寄って、お参りをしてきました。
梅ヶ枝餅を食べて、久々に御神籤を引いたら
「大吉」でした。ちょっと幸せな気分を味わいました。
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