最近、友人とのお喋りからヒントをもらって、
日本の神様について、調べている。
調べているといっても、現代語訳の古事記を読んだり、
特定の神様についてネットで調べたりしているだけ
なのだけれど、これが結構ハマって面白い。
数年前に出雲大社に行って、その大らかな雰囲気が
気に入ってはいたのだけれど、古事記を読み始めて
見ると八百万の神様の人間臭さに驚かされたりする。
日本の創世の話は、ギリシアやローマの神話にもとても
似ている。今までキリスト教や仏教について学ぶ機会が
あったけれど、日本の神様についてはほとんど知らなかった。
今回、特に調べているのは鳥に関する神様の事。
古事記には出てこないのだけれど、天照大神が天岩戸に
隠れてしまい、岩戸の前で神々が踊り始めて、その時
弦の楽器を演奏した神様がいた。その神様の弦の先に
鷲が止まったという。それは吉祥を表す鳥だといって
喜ばれた。それで「鷲」の事を加えて天日鷲命(あめの
ひわしのみこと)とされた。
命は鷲の背中に乗っておられるらしい。日本の神話で
鳥に関する話といえば、日本武尊(ヤマトタケル)が
亡くなって白鳥になった事や、神武天皇を助けた
八咫烏や鳶の話が有名だが、これらの話も命と
絡んでいるのではないかという説もあり、興味深い。
この神様は「お酉様」と呼ばれて、浅草の「鷲神社」
では、開運や商売繁盛の神様として親しまれてきた。
また日本武尊が東夷征伐に祈願し、志を遂げてお礼を
した時、熊手を掛けた日が酉の日だった事から「お酉様」の
呼び方ができたそうだ。
命=神武天皇説という大胆な推理をされている方も
いらっしゃるようで、なんだかミステリアスで面白い。
いろいろとネットでたどっている内に、ミカエルが
日本の神だったらという所まで出てきて、これも
とても興味深かった。またこれは別の機会で
紹介したい思う。
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